僕自身それほどパソコンに詳しいわけではないのですが、最近仕事をしている中で
「パソコンが固まった・・・」
や
「最近PCが重たい・・・」
などの会話が多くなっています。
買ったばかりのときはサクサク動くのに、長いこと使用していると重くなってきたりフリーズしたりするのもPCの宿命。
僕自身は知っている限りのメンテナンスを定期的に行っているので、そういったことはあまり体験していません。
パソコン上級者の方はある程度知識があると思うので、今回はパソコンに不慣れな方でも実践できるような、簡単な内容を紹介したいと思います。
上級者の方はスルーして下さい。
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パソコンが重くなる原因を把握する(windows7,8)
よくあるケース
PCが固まったりフリーズするときのあるあるとして、
- プログラムをたくさん起動している
- FirefoxやChromeといったブラウザがメモリを消費しまくっている
- Thunderbird等のメーラーがメモリを消費しまくっている
- PCにゴミファイルがたまっている
などなど、多々ある理由の中でもよくあるのはこんなところ。
今回は上記の要因への対策方法を紹介します。
パソコンを高速化する方法
PC内のプログラムを精査する
不要なプログラムを削除
長く使っているPCでよくあるのが、過去にインストールしたけどもう使用していないプログラムが多々あること。
ソフトはそれなりのスペースを使うので、使用していないものは削除してしまいましょう。
- 『コントロールパネル』を開き、『プログラムと機能』をクリック
- プログラムの一覧が表示されるので、不必要なプログラムを右クリック
- 『アンインストール』をクリックして実行する
これで不要なプログラムを削除できます。
ものによっては重要なソフトもあるので、自己責任の上削除して下さい。
重要ではないプログラムをスタートアップから削除
ウインドウズの機能で行うことも出来ますが、あとで説明するCCleanerで行うのが簡単なので、そちらで説明します。
- CCleanerを実行する
- 『ツール』から『スタートアップ』を選択
- 自動起動する必要のないプログラムを無効にする
こうすることで実行されるプログラムが減るので通常時の速度の向上が見込める他、パソコンの起動も高速化が見込めます。
ブラウザを最適化する(Chrome高速化)
自分のメイン機がChromeということもあり、最近ほとんどFirefoxを使用していません・・・。
ので、Chrome中心に書かせていただきます。
ブラウザが保持する情報の変更
- Chromeを起動し、右上の3本線のメニューを開き『設定』をクリック
- 設定画面の最下部にある『詳細設定を表示』をクリック
- 『プライバシー』項目内の『コンテンツの設定』をクリックし、下記のように設定
[Cookie]ブラウザを終了するまでローカルデータを保存する にチェックして完了
Chromeはデータを保存して次回からの表示を高速化しますが、時間が経つとメモリの消費量が増加してくるので保存しなくても十分です。
●クリーンアップ拡張機能Click&Cleanがオススメ
上記項目のパワーアップ版になりますが、Chromeをクリーンアップしてくれる拡張機能があります。
Click&Cleanという拡張機能で、この機能を使えば簡単にお掃除することができるのでおすすめですよ!
こちらも後半で説明します。
chromeの試験運用版機能で高速化
Chromeには試験運用版の機能がたくさんあります。
中には動作に支障をきたすものもあるようですが、設定するだけで高速化が見込める機能もあるので、ぜひ活用しましょう。
- Chromeを立ち上げ、URLの入力欄に『chrome://flags』と入力してEnter
- 試験運用版の機能が表示されるので下記項目を有効にして閉じる
ソフトウェア レンダリング リストをオーバーライド
タブ/ウィンドウを高速に閉じる機能を有効にする
ハイパーリンク監査の無効化
スクロール予測を有効にする
他にも色々と効果的な機能があるようですが、ちょっと自分の知識では意味がわからなかったので・・・。
メーラーを最適化する(Thunderbird高速化)
アーカイブ機能を活用する
メールをそのままフォルダに入れっぱなしの光景をよく見かけますが、これは机の上に書類を重ねて置きっぱなしにしているようなこと。
量が増えてくれば当然に机のスペースを圧迫してきます。
Thunderbirdにはアーカイブ機能があり、この機能は机の上の書類に付箋をつけて引き出しにしまうような機能。
古いメールを再度見返す機会というのは少ないと思うので、アーカイブ機能を活用して受信トレイに溜め込みすぎない習慣を心がけましょう。
メールを右クリックしてアーカイブを選択するか、メールを選択してキーボードの A を押下すればアーカイブすることができます。
通常のフォルダよりも検索フォルダ
アカウントを右クリックしてフォルダを作成することができますが、すぐ上の『メッセージを検索』をクリックすると検索画面が表示されます。そこでメッセージを検索した後に『検索フォルダとして保存』をクリックすると、フォルダを作成する容量で検索フォルダを作成することができます。
通常のフォルダだとアーカイブを活用することが出来ませんが、検索フォルダの場合は検索対象にアーカイブのフォルダを追加すれば、アーカイブしたメールも一緒に見ることができます。
アーカイブ機能を活用するためにも、検索フォルダを活用するのがオススメです。
お掃除ソフトでクリーンアップ
Smart Defragでディスクのクリーンアップ
パソコンを長く使用しているとハードディスクが断片化してきます。
この断片化した部分を最適化してくれるのがデフラグツールです。
フリーで色々なツールが公開されていますが、僕はSmart Defragというツールを使用しているので、こちらで説明します。
- Smart Defragをインストール
- Smart Defragを起動
- 『分析』をクリック
- 分析が終わると最適なデフラグ方法を提示してくれるので実行
こちらのソフトは日本語化もされており使い方も簡単なのでオススメです!
初回の場合はかなり時間がかかることが予想されるので、ある程度の時間があるときに行うのがおすすめです。
CCleanerで不要ファイルを削除
ブラウザやアプリケーションは独自にログのようなファイルや一時ファイルを持つことがあり、こちらも肥大化してくると動作に影響がでてきます。
CCleanerはそういったゴミファイルの他、パソコン自体のゴミファイルもお掃除してくれるソフトです。
- CCleanerのインストール
- CCleanerを実行
- 『解析』をクリック
- 解析が終わったら『クリーンアップ開始』をクリック
こちらのソフトも初回実行時はかなり時間がかかりますので注意して下さい。
SpeedyFoxで主要ソフトを最適化
こちらのソフトはインストール不要で、FirefoxやChromeなどのソフトを最適化してくれるアプリケーションです。
使い方も簡単なので是非活用しましょう。
- SpeedyFoxをダウンロード
- SpeedyFoxを実行
- 『Optimize!』をクリック
パソコンの定期的なメンテナンス
[日次メンテ]Chromeを閉じるときはClick&Cleanから
Click&Cleanのアイコンをクリックすると『しっかりとブラウザを閉じる』ボタンが表示されます。
こちらをクリックすると、一時ファイルやクッキーなどを削除してから閉じてくれるので、ブラウザ内に余分なデータが残ることがありません。
[週次メンテ]1週間の終わりはCCleanerでお掃除
僕自身、1週間の終わりにはCCleanerで掃除をするようにしています。
[月次メンテ]1ヶ月の終わりにSmart Defragでデフラグ
デフラグをし過ぎるのはハードディスクに良くないと教わったので、僕自身は1ヶ月に1回行っています。
[気づいた時に]SpeedyFoxで最適化
SpeedyFoxに関しては使うタイミングはバラバラです。
気づいた時に行っている感じです。
最後に
パソコンを高速化する方法は他にも色々あると思いますが、実際に自分がやって効果があったものを紹介させていただきました。
こういったメンテナンスをしてみても一向に改善されない場合は、さらに高度な方法をやってみるか、そもそもやっていることとPCのスペックが釣り合っていない可能性もあります。
後者の場合はどうしようもないと思うので新しいPCの購入を検討されるのがよいかもしれません。