今回もAPIについての内容です。が、前回と違って一つのAPIにスポットを当ててみました。
解説するAPIはみなさんご存知Appleから、iTunesについてのAPIです。iTunesといえば、音楽、動画、本まで、幅広いコンテンツを配信、販売しているメディアのひとつ。iTunesのAPIは誰でも簡単に利用できるように公開されており、多くの情報を取得することができる。うまく使えば便利で面白いアプリケーションを構築することもできそうだ。
iTunes APIの基本情報
今回はiTunesのデータベースから曲データを取得する場合について解説してみる。
URL:https://itunes.apple.com/search
メソッド:GET
データタイプ:jsonp
オプション:lang, entry,media,country,term,limitなど
iTuneAPIで曲情報を取得する場合は、オプションのmediaとentryをmusicにする必要がある。同様に動画ならmovieといった具合。
他のオプションについても説明していくと、langは言語について指定できる。日本語で検索したい場合、ja_jpとする。
countryは国を指定できる。日本ならば当然JPとしておけば良い。
termは検索するワードを指定する。ここに楽曲名やアーティスト名を入れることで検索が可能となる。
limitは検索結果が複数あった場合に取得する数の上限を決定できる。10や50の数字を入れておく。
サンプルコード
以下にjavascriptでitunesAPIを利用する際のサンプルコードを示す。
・iTunes_api.js
function getInfo () { var keyWord="好きなキーワード"; var maxNum=10; // 基本情報 var params = { lang: 'ja_jp', entry: 'music', media: 'music', country: 'JP', term: keyWord, limit: maxNum, }; // APIに投げる $.ajax({ url: 'https://itunes.apple.com/search', method: 'GET', data: params, dataType: 'jsonp', //成功 success: function(json) { console.log(json); }, //失敗 error: function() { $(function(){ console.log("エラーが発生しました"); }); }, }); };
上記のサンプルコードはajaxを利用しているので、jQueryをインポートしておく必要がある。キーワードは好きな文字列を入れ、limitはひとまず10にしている。正しくapiがデータを取得したらsuccsessとなり、コンソールに取得した楽曲情報が表示される。
失敗するとエラーが発生しましたとコンソールに表示する。
取得したjsonpには、楽曲の名前だけでなく、アートワーク情報、視聴音源情報なども含まれているので、うまく取り出して活用してほしい。
まとめ
今回はiTuneのAPIを利用する方法を解説した。手軽に音楽情報を扱える上、膨大な情報量があるのでアイデア次第で面白いものを作ってみてほしいと思う。